宝塚、そして時々競馬 石和田治樹のブログ

宝塚観劇感想、そして時々競馬のこと

【宝塚】花組の秋季別箱

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ミュージカル・ロマンス
フィレンツェに燃える』
作/柴田 侑宏
演出/大野 拓史

国家統一運動が起こり始めた1850年頃のイタリア、フィレンツェ。侯爵家の長男で、聡明で高潔な貴公子アントニオは、酒場の歌姫から貴族の未亡人となったパメラと出会い、その想いの深い瞳に魅入られ恋に落ちる。アントニオとは対照的に奔放な性格の侯爵家の次男レオナルドは、パメラが兄を破滅に導く悪女であると考え、二人を引き離す為に偽りの恋を仕掛けるのだが…。
1975年に雪組で上演され絶賛を博した『フィレンツェに燃える』。愛の二面性をテーマに描かれた哀感溢れるミュージカル作品の初の再演に、柚香光を中心とした花組が挑みます。

ショー グルーヴ
『Fashionable Empire
作・演出/稲葉 太地

時代や流行の先端を行く洒落者達が集う“Empire(帝国)”を舞台に、時にクールに、時に熱いビートのうねりで人々を魅了する数々の場面で構成するスタイリッシュなショー作品。花組トップスター・柚香光の持つ都会的で洗練された魅力に焦点を当てると共に、花組生達の多彩な輝きを様々なグルーヴに乗せて、極上のエンターテインメントをお届け致します。  

フィレンツェに燃える』

古い、とにかく古い公演。初演が昭和50年1975年雪組。DVDはおろか劇団収録のビデオもないと思われる。この公演で柴田先生は昭和50年度芸術選奨新人賞を受賞している。ちなみにショーは「ザ・スター」(宝塚大劇場東宝は別)。当時専科の真帆志ぶきさんの退団公演として上演されたという今では考えられない公演。

詳しい内容はこのサイトなどを参考にしていただくしかないとして、当時のトップは汀夏子さん、何と10年間トップに君臨されていたお方で(途中Wトップ時代あり)、当然アントニオ役。レオナルドは順みつきさん。この方はこの公演を最後に星組に組替え、しかもさらに月へ組替えして最後に花組でトップスターになったお方。

今回同時代の「アルジェの男」「バレンシアの赤い花」「あかねさす紫の花」はもう何度も再演されている定番なのに対して、そんな半ば忘れ去れていた題目をリサイクル。公爵家の貴公子だから白軍服とかなのだろうか?そして星風まどかさんは当然パメラ役、またしても未亡人役

で、問題は「アントニオ役は誰だ?」と言うことに尽きる。当然水美・永久輝のどちらかになるのだが、もう一つのバウ公演がW主演のワークショップで、ホッテイはなこ共にバウ初主演というあめでたい公演にどっちかが入るってことは考えにくい。順当ならレオナルド・マイティ、オテロ・ひとこということになるはずだが、またしてもれいまいは新鮮味からしてどうなのだろう?アンジェラ役は誰が来るか、順当にあの人か?など集合日まで話題は尽きない。