宝塚、そして時々競馬 石和田治樹のブログ

宝塚観劇感想、そして時々競馬のこと

【宝塚】最近の動き

ちょっと最近疲れていたので、まとめてニュース。

 

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宝塚歌劇花組のミュージカル「冬霞の巴里」が25日、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで開幕した。ギリシア悲劇を下敷きに、舞台を19世紀末パリに移した人間ドラマ。父の復しゅうを胸に、苦悩する主人公オクターヴ役の永久輝せあが、もがき苦しむ人間の陰の部分をあらわにして熱演した。

 「ベル・エポック(美しい時代)」と呼ばれた花の都パリだが、その裏では汚職と貧困がはびこっていた。新聞記者のオクターヴ(永久輝)と姉のアンブル(星空美咲)は、父の死の真相を暴き、復しゅうしようと決意。母クロエ(紫門ゆりや)とその再婚相手である父の弟ギョーム(飛龍つかさ)が共謀して父を殺したと姉弟は確信する。

 「端正な」という形容詞がぴったりの永久輝が、かたくななオクターヴがのぞかせる凶暴性を体当たりで表現。思いは同じだが、どこか達観した風情のアンブルを、まだ下級生ながら大抜擢の星空が澄んだ歌声、演技で見せた。秘密を抱えながら母として、女として苦しむクロエを専科の紫門が抑制を効かせて演じ、貫禄があった。

 無政府主義者が暗躍するなど、舞台は終始、不穏な空気に包まれる。オクターヴ、アンブルを見守るかのように現れる復しゅうの女神たちのパントマイムやコンテンポラリーダンスがアクセントとなっていた。

 悲しみ、憎しみ、恨み…宝塚には似つかわしくない感情を題材にしながら、パリらしい粋を感じさせる舞台だった。

 4月2日まで(3月28日休演)。4月8~14日(11日休演)、東京建物Brillia HALLで上演。(片岡達美)

 

 

チケ取れなかったし、配信もちょうどTOPHATを観に行くのと重なってしまい閉口。

 

 

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フランツ・リスト 柚香 光
マリー・ダグー伯爵夫人 星風 まどか
フレデリック・ショパン 水美 舞斗
ジョルジュ・サンド 永久輝 せあ

 

全員実在人物だが、ひとこさんがまたしても女役。ショパンは早世したが、ダグー夫人とサンドはそこから20年以上生き同じ年に死去、リストが死んだのはそれから更に10年後。