宝塚、そして時々競馬 石和田治樹のブログ

宝塚観劇感想、そして時々競馬のこと

【宝塚】「見つけてくれてありがとう」について考察してみる。

今はご時世により配信が広く利用されるようになったが、やはりお芝居を観劇するのはチケットをあらゆる手を使ってでも取って(脱法手段以外)、観に行くのが基本。今回の月組公演はフルで総勢73名が参加しているという(休演者のカウントはしない)。観客は舞台で様々な観劇のやりかたをしていると思う。それこそトップさんや特定贔屓しか見ない人、複数回のチケットを持っているので、各観劇で観るテーマを決めている人など。

ちなみに当方が複数回のチケットを持っていた場合は、
S席で主要な組子さんをチェックするのとA席できれば2階席で上から全体の流れとポジを見るのをモットーとしている。運悪く1回しかチケットが入手できなかった場合は、今ならトップさん周辺は一杯映る配信に任せて、Sが取れても全体の流れと贔屓&周辺で何か目立っている人をピックアップするようにしている。

そうしていると前の公演では目に入らなかった人も今公演でいい役をもらってたとか歌ダンスで何人口とかに入れた下級生なども極力チェックしている。
何が言いたいかというと、宝塚はどんな下級生でも必ず観ているファンがいるので、香盤が不満だとしても腐らずにもらった役や場面に全力投球すれば「見つけてくれるかもしれない」ということ。おかげで当方各組でチェックしなければならない組子が多くなってしまった。そういう意味で「見つけてくれてありがとう」をキーワードにした脚本小柳氏は卓越していると思う。