宝塚、そして時々競馬 石和田治樹のブログ

宝塚観劇感想、そして時々競馬のこと

【宝塚】雪組2022年ラインアップ

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大江戸スクランブル
『夢介千両みやげ』
原作/山手 樹一郎「夢介千両みやげ」
脚本・演出/石田 昌也

桃太郎侍」をはじめ数々の名作を生み出した山手樹一郎の代表作の一つ「夢介千両みやげ」。腕っぷしは強いが喧嘩嫌いでお人好し、お節介な心優しき青年・夢介の活躍を描く傑作小説を、痛快娯楽時代劇として宝塚歌劇で舞台化致します。
小田原・庄屋の息子・夢介は、父親から“通人”となるため千両を使っての道楽修行を言い渡され江戸へ向かう。道中、“おらんだお銀”と呼ばれる女スリに懐を狙われる夢介だったが、夢介の朴訥で底抜けな優しさに触れたお銀は一目惚れ、押しかけ女房となり二人は江戸で奇妙な同棲生活を始める。夢介に相応しい善い女房になろうと努力するも元来気性の激しさを抑えきれないお銀。遊び人飛脚屋の若旦那・伊勢屋総太郎ら個性豊かな江戸の人々が巻き起こす騒動を、夢介は“金と優しさ”で解決して行く。
善意の塊のような夢介との出会いが人々にもたらすものとは、そして夢介の道楽修行の結末は?

ショー・スプレンディッド
『Sensational!』
作・演出/中村 一徳

雪組生が歌とダンスを通して、時には情熱的に人々の心を熱く燃やし、時にはクールに人々の心に迫るショー『Sensational!』。
彩風咲奈を中心とした雪組のエネルギーを集結させ、更なる高みを目指していく。「命」「愛」「希望」をテーマに、人々の関心を惹く“センセーショナル”な風を巻き起こすダンシング・ショーをお届け致します。

 山手 樹一郎、「桃太郎侍」の作者とか言ってももう若い人は誰も知らないだろうなあ。テレビドラマでは高橋英樹の当たり役、宝塚でやってもおかしくない。

「千両」は調べると1951年に映画化(主演片岡千恵蔵!)されたのみ、テレビドラマはもちろんなし、つか原作本すら現在廃版じゃないかというぐらい既に歴史の中に埋もれた小説のようだ(咲ちゃんの帯でも付けて再販するだろうけど)。
それでも調べると、殺陣なしのホントのボンボンのチャラ男が主人公、そして相手は女スリという設定。それは徳三郎の延長じゃないかい?ま、咲は侍キャラではないからいいかもしれない。「壬生義士伝」でも新選組ではなかったし、「誠の群像」も榎本の方が合っていた。

ショーは如何にも熱そう。しかし今の「Fire Fever」といい「炎のボレロ」といい、燃えるトップなのね。煽るのではなくて自らが燃えるキャラ。