宝塚、そして時々競馬 石和田治樹のブログ

宝塚観劇感想、そして時々競馬のこと

【競馬】競馬学校入学式

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JRA競馬学校騎手課程41期生の入学式が28日、千葉県白井市の同校で行われ、応募者総数166名から厳しい試験をパスした男子6人、女子2人の計8人が出席した(合格者のうち1人は自主退学)。出席者は和田竜二騎手(44)の長男である和田陽希(はるき)君(15)、上里直汰(なおた)君(15)、遠藤汰月(たつき)君(16)、谷原柚希(ゆずき)さん(15)、田山旺佑(おうすけ)君(15)、舟山瑠泉(るい)君(15)、宮国琉妃(るい)さん(16)、森田誠也(せいや)君(15)。25年3月のデビューを目指す。

和田竜騎手の長男陽希君は父の影響もあり、自然と騎手を目指すようになったという。「不安な気持ちがありますが、楽しみの方が勝っていて、少しわくわくしています。両親からは自分の努力で今の自分を超えていけと言われました。馬の能力を引き出せるような技術の高い騎手を目指したいと思います。勝ちたいレースは凱旋門賞です」と父超えを狙う。

<その他の入学生のコメント>

上里直汰君(15)沖縄県出身 新しい生活に希望がいっぱいで楽しみで仕方がないです。プロへと向かう第1歩を踏み出すんだと気を引き締めていきます。

遠藤汰月君(16)福島県出身 同期とは騎手になったらライバルになりますが、学校では仲間として切磋琢磨(せっさたくま)しながら頑張りたいです。壁にぶつかったときも同期に相談して乗り越えたいです。

谷原柚希さん(15)千葉県出身 人間としても騎手としても尊敬されて、どのような馬でもその馬に合わせた乗り方で、馬の走りを邪魔しない騎手になりたいです。

田山旺佑君(15)兵庫県出身 テレビでの競馬観戦がきっかけで競馬場へ行き、生でレースを見て、大観衆の中で騎乗している騎手の姿に憧れを抱き、自分もあの場所に立ちたいと思い目指そうと思いました。

舟山瑠泉君(15)千葉県出身 父が厩務員をしており、馬が身近な存在であったため、自然と騎手になりたいと思うようになりました。騎乗技術だけでなく、人間性もしっかりしていて、みんなに愛される騎手になりたいです。

宮国琉妃さん(16)愛知県出身 多くの方から愛され、信頼され、世界の舞台でも活躍できる騎手になりたいと思っています。勝ちたいレースは凱旋門賞です。

森田誠也君(15)奈良県出身 スポーツが好きでいろいろなスポーツをしてきましたが、体が小さいことで不利になることが多く、コンプレックスでしたが、体が小さいからこそなれる騎手という仕事を知り、騎手になりたいと思いました。

 

ちなみに昨年発表された合格者。

hochi.news

JRAは2022年4月入学予定の競馬学校騎手課程(第41期)の入学試験合格者を10月22日、発表した。応募者は166人で一次試験受験者は156人。一次合格者34人から最終的に二次試験で9人が合格した。和田竜二騎手=栗東・フリー=の長男、陽希(はるき)君や女性の谷原柚希さん、宮国琉妃さんも含めた9人が騎手を目指して、来春、競馬学校の門を叩く。

 ▼合格者9人

 上里 直汰(うえざと なおた)君

 遠藤 汰月(えんどう たつき)君

 木村 暁琉(きむら あきる)君

 谷原 柚希(たにはら ゆずき)さん

 田山 旺佑(たやま おうすけ)君

 舟山 瑠泉(ふなやま るい)君

 宮国 琉妃(みやくに るい)さん

 森田 誠也(もりた せいや)君

 和田 陽希(わだ はるき)君

この中から入学者に名前のない人を名前でググると分かるが、「2018年第10回ジョッキーベイビーズ 決勝大会優勝」、その後海外留学までされたという半生を騎手になるために捧げたような人。それが中途退学とは残念ながら身体がでかくなりすぎたか。
ま、同じ経路をたどった福元大輔競馬学校2年連続不合格)や木村和士(同中途退学)が今や海外で大活躍しているので諦めるのはまだ早い、当然海外も視野に入っているだろうが。

入学者におかれては個人的には騎手としてはおそらく初となるだろう沖縄県出身という上里君に期待したい。

【宝塚】舞踊会発表

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構成・演出

植田 紳爾   

出演者

(専科)京 三紗、五峰 亜季、凪七 瑠海
月組)白雪 さち花、千海 華蘭、鳳月 杏、月城 かなと、春海 ゆう、海乃 美月、
    蘭 尚樹、天愛 るりあ、蘭世 惠翔、柊木 絢斗
雪組)透真 かずき、彩風 咲奈、久城 あす、朝美 絢、朝月 希和、妃華 ゆきの、
    諏訪 さき、希良々 うみ
星組)礼 真琴、ひろ香 祐、紫 りら、瀬央 ゆりあ、暁 千星、有沙 瞳、朱紫 令真、
    舞空 瞳、紅咲 梨乃、紘希 柚葉
※暁千星は2022年5月27日付で星組へ組替え

 

 

3年ぶりになる。コロナはああだけど、徐々にではあるが通常に戻っているのを感じる。
花組全国ツアーも地方をそこそこ回るし。

前回は2019年10月、何とコロナの直前。当時の出演者を見るにミエコ先生やイシちゃんは
いるし、愛ちゃんはまだ専科、まどかは当然宙組。とんでもなく昔を感じる。前回に続き
連続出演になる、星組朱紫令真紘希柚葉さんのご両名は日舞得意なのかしらと思って
この前買ったおとめを見たら、あかっしーは名取級、紘希さんは「演じてみたい役」
が日本物でした。初出演の紅咲さんも名取級で、日本物はイマイチピンととこない星組
(柳生はちょっと違う)ですがいつかやれればいいのですが。更に余談ですが、紘希さん
のニックネームはなぜあれ?

そして開催日は「ギャツビー」東宝大千秋楽(10月9日)の直後だから、月組の出演者は

ギャツビーでは辞めないということがほぼ確定して何より。

最後にありちゃんはくらっちの前にいるということは当然だけど最終成績でありちゃんが
上位だったということが分かったりと、色々な情報がなにげに詰まっているのでありました。

 

【宝塚】花組の秋季別箱

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ミュージカル・ロマンス
フィレンツェに燃える』
作/柴田 侑宏
演出/大野 拓史

国家統一運動が起こり始めた1850年頃のイタリア、フィレンツェ。侯爵家の長男で、聡明で高潔な貴公子アントニオは、酒場の歌姫から貴族の未亡人となったパメラと出会い、その想いの深い瞳に魅入られ恋に落ちる。アントニオとは対照的に奔放な性格の侯爵家の次男レオナルドは、パメラが兄を破滅に導く悪女であると考え、二人を引き離す為に偽りの恋を仕掛けるのだが…。
1975年に雪組で上演され絶賛を博した『フィレンツェに燃える』。愛の二面性をテーマに描かれた哀感溢れるミュージカル作品の初の再演に、柚香光を中心とした花組が挑みます。

ショー グルーヴ
『Fashionable Empire
作・演出/稲葉 太地

時代や流行の先端を行く洒落者達が集う“Empire(帝国)”を舞台に、時にクールに、時に熱いビートのうねりで人々を魅了する数々の場面で構成するスタイリッシュなショー作品。花組トップスター・柚香光の持つ都会的で洗練された魅力に焦点を当てると共に、花組生達の多彩な輝きを様々なグルーヴに乗せて、極上のエンターテインメントをお届け致します。  

フィレンツェに燃える』

古い、とにかく古い公演。初演が昭和50年1975年雪組。DVDはおろか劇団収録のビデオもないと思われる。この公演で柴田先生は昭和50年度芸術選奨新人賞を受賞している。ちなみにショーは「ザ・スター」(宝塚大劇場東宝は別)。当時専科の真帆志ぶきさんの退団公演として上演されたという今では考えられない公演。

詳しい内容はこのサイトなどを参考にしていただくしかないとして、当時のトップは汀夏子さん、何と10年間トップに君臨されていたお方で(途中Wトップ時代あり)、当然アントニオ役。レオナルドは順みつきさん。この方はこの公演を最後に星組に組替え、しかもさらに月へ組替えして最後に花組でトップスターになったお方。

今回同時代の「アルジェの男」「バレンシアの赤い花」「あかねさす紫の花」はもう何度も再演されている定番なのに対して、そんな半ば忘れ去れていた題目をリサイクル。公爵家の貴公子だから白軍服とかなのだろうか?そして星風まどかさんは当然パメラ役、またしても未亡人役

で、問題は「アントニオ役は誰だ?」と言うことに尽きる。当然水美・永久輝のどちらかになるのだが、もう一つのバウ公演がW主演のワークショップで、ホッテイはなこ共にバウ初主演というあめでたい公演にどっちかが入るってことは考えにくい。順当ならレオナルド・マイティ、オテロ・ひとこということになるはずだが、またしてもれいまいは新鮮味からしてどうなのだろう?アンジェラ役は誰が来るか、順当にあの人か?など集合日まで話題は尽きない。

 

【宝塚】花組退団者の大衝撃

先日の花組「リスト」集合日での退団発表者については、花組ファンだけではなく、他組のファンや花組OGや退団者の同期まで巻き込んでの 大騒動になってしまったので、頭を冷やして考えた。(一部敬称略)

【全体を見て思うこと】
まず、娘役というか「花娘」などと言われている娘役上級生の更なる退団。組長さんから下の花娘で9月以降残留する90期~100期までの者は5人。他組は月8雪10星8宙3といったところで 、宙組よりは多いがあの組は明らかに男役が圧倒的に優勢で、なんとなれば男役に女をさせる手も使うことになるのだからどうにかなる。それに比べて花組は娘役と男役の共同作業で公演を作っている感もあり、こういうアンバランス感の影響は否めない。しかも花組 は101期以下の娘役も既に退団が進んでいて、101期1名・ 102期2名とここも手薄。ちなみに101期は雪も星も残留者は 1名のみという反面、月4名・宙3名という状況。
歌うま娘役の更なる現象。音くり寿さんはもちろんだが、99期若草さんの退団も地味に痛い。例の花組娘役大量退団」後もぼちぼち娘役さんは退団が続いており、残留する娘役上級生は組長さん以下94期華雅・97期春妃・99期凛乃・100期星風、 糸月といったところだが、100期より上級生の三人は客観的に見ても歌の人ではない。今までは組長さん以下、音くり若草さんといったところが花組の歌を支えていたのだが。

【退団者について】
飛龍つかさ(98期)
例の「男役の95期政策・娘役の96期政策」はそれより下の下級生の路線に多大なる悪影響を与えている感があるのだが、 一番それを食らったのは98期ではないか?新人公演主演をやったのは男娘共5人いるのだが、トップ娘役になれたのは現在真彩だけで遥羽はさっさと嫁に行き、有沙も正直苦しい現状、男役は暁&瑠風といったところが現在も路線で残るが、瑠風がようやくフィナーレで大階段の一人降りができるポジ、あげあげ爆上げが続いていた暁さえでもよ うやく研11にして東上までこぎ着けたが今度は「 アンバサダー政策」のためか星組に組替えになる。そんな中、花組は上から永久輝は降ってくるわ下のアンバサダーの突き上げも激しく、役付も最近悪ければ早々と宝塚から撤退するのも理解できなくもない。 彼女は同期綾凰華とは対照的に脇に回っても光るタイプで、ヤスはこの世の男性の哀愁を全て肩に乗せたような演技で圧倒された。「銀ちゃん」の公演が発表された時にヤス役は花組のいや約400人いる全ジェンヌを見ても彼女以外見当たらないと思っていたぐらい期待していたのだが、それに違わぬヤスだった。


音くり寿(100期)
色々な意見があろうが、最近「怪演」もとい「快演」が続いていたから、さらなる上を目指すには外部に、となるのは分かる。天下の女帝になるのが確実となったあの星風まどか をして最終成績でも彼女に敵わなかったのはすごい。「蘭陵王」以外の彼女の主演別箱を製作することができなかったのはただただ劇団の責任。既に水面下でスカウト合戦が始まっていると思うけど、例の「 二番手羽根」を今回も誰かさんの力により誰にも背負わせないのならば彼女に背負わせてエトワールもさせて送り出すがいい。


若草萌香(99期)
歌うまで「花娘」の伝統を継いでいたと思われるこの方の卒業も本当に痛い。「TOPHAT」での歌手役で決心が固まったか。1期下の糸ちゃんこと糸月雪羽とのコーラスコンビがようやく認知されてきたと思っていただけに残念でならない。長らく子役専科が多かった糸ちゃんは生え抜きの歌上手の上級生として、娘役を指導する立場になった。


芹尚英(101期)
新人公演長の期での退団。「元禄」でのスリ役や新人公演での本役永久輝のクラノスケ役でようやく役付が良くなったかと思っていただけに驚いた。ただ、花組はアンバサダー以下102期103期に有力どころが揃っており、卒業の選択も仕方ないところか。妹さん(103期・月組羽音みか) よりも先に卒業されるとはちょっと想定外だったが。

 

 

【宝塚】音楽学校入学式

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宝塚音楽学校兵庫県宝塚市武庫川町)で16日、第110期生40人の入学式があり、県内からも6人が17・3倍の難関を突破した。

 6人は、今井柚希さん(西宮市)伊藤亜優さん(芦屋市)黒川史真さん(尼崎市)南凛さん(尼崎市)渡邉悠莉さん(宝塚市)中村天音さん(三木市)。

 新入生総代となった今井さんは「何度も何度も夢にまで見た入学式を迎え、とてもうれしく幸せな気持ちと、これからの2年間、憧れの学校で学ばせていただけることへの感謝の気持ちでいっぱいです。憧れの礼真琴さんのような魅力的な踊りと歌で、たくさんの方に『元気になれる』と言っていただけるような男役を目指し、日々精進したい」と語った。

 伊藤さんは「憧れのグレーの制服を着ることができ、とても幸せな気持ちであるとともに身の引き締まる思いです。学校の名に恥じないよう芸の道を日々精進したい。舞台を見てくれたお客様に『とても楽しかった』『幸せ』と感じてもらえるような、明るく華やかなタカラジェンヌになりたい」と誓った。(西尾和高)

スカステで観たけど、名前を呼んでいる部分をカットされちまったてた。今年もすみれ募金やらはやらないだろうから、コロナ以後デビューまで全く何やってるか分からぬまま卒業入団するという事態が続きそうだ。

 

【宝塚】宙組「Never Say Goodbye」新人公演配信感想

4月14日(木)18時30分開演

当日はいつもの大セリが新人公演の前の公演から壊れてしまい、ジョルジュ(真風涼帆)が野戦病院で弾丸を取る手術の場面は野っぱらで、ヴィセントの実家は何だか広い屋敷みたいな場所でと場面が大幅に変わって、15分押しだった。西から来た人は帰りの新幹線間に合ったかなと心配してしまった。
それでは各人の評価(敬称略)

 

風色日向(102期)
コロナ直前の2020年1月頃に例の「大阪万博アンバサダー」に宙組担当として就任、他の組が100期・101期だったで一番下級生、しかもバリバリの路線である101期鷹翔千空を差し置いての就任だっただけに大いに驚かされたものだった。
しかも不幸にして、2020年に休演した公演がコロナ禍で大幅に時期がズレるという大惨事のため、その年をほぼ棒に振り、復帰したのは何と「ホームズ」から。その間、他組のアンバサダーがバウ主演など勝ち取っていくだけではなく、宙組内でも1期下の亜音有星の大躍進があり、今回の公演で初スチールに登場したものの、順番は亜音の下という結構な屈辱も得た。
で、二度めの新人公演主演だが、今までの停滞を一掃したような演技を見せた感があった。元々長身で歌も上手いし、ルックスも悪くない。問題は亜音とどう使いわけていくのか、アンバサダーの苦悩はまだまだ続く。つか、万博やれるの?

 

春乃さくら(102期)
主演と同期。「カワイ子ちゃん(死語)」という言葉がピッタリの娘役で(それでいて宙組らしく長身)、下級生時代から本公演で歌やエトワール、ディナーショー出演と歌の上手さには定評があったが、最終成績は組内5番目に留まっている上、同期がトップ娘役として降ってきたため上がり目?と思ってたから、今回の主演抜擢には非常に驚いた。それで公演だが、残念なことに今まで別箱でも娘2らしい役にほぼ就いたことがないので、経験の少なさが微妙に見えた感じがした(もっともこれは新人公演を取りやめていた時期があったためという不可抗力もあった)。現トップ娘役のようなトップ娘役になる前から「得意なこと=真ん中にいること」という属性とは明らかに違った。せめて大劇場で一度新人公演をできていればと思った。得意な歌も得意そうなキーが本役とは明らかに異なっていて、歌で差を付けることは難しかったか。本役のキーが初演のお花様に比べて本役用に下げていたという噂さえある。彼女ならオリジナルキーで歌えたろうに。これは「ホームズ」の主演ヒロインにも同じことを感じたので、本役さんの「特異さ」を感じざるを得ない。
なお、次の公演は桜木みなと主演の「カルト・ワイン」になるが、天彩峰里、愛未サラ、山吹ひばりといった面々は全員「FLY WITH ME」の方へ行ってしまい、ずんちゃんの相手役になれそうなのは新人公演ヒロインを辛うじてやれた彼女だけ。これから路線に上がって行く可能性があるので、今後に注目したい。

鷹翔千空(101期)
今回は長の期の長を務め、舞台挨拶もあった。明らかに経験の差があり、凄みが他とは違うし、本役とも違う。特に何かを付け加える必要もない。

亜音有星(103期)
今回は「オーシャンズ11」に続き本役桜木みなとの悪役。第一印象は「顔がぷっくりしてるな。」ずんちゃんも丸顔でそういう傾向はあるが、最近は目立たないからこれは体重調整の問題か。大柄で今のご時世の東京公演では身体を動かす機会に乏しいだろうから仕方がないが、ベネディクトよりは演技と歌に進化が見えるので、一層の精進を願う。

愛未サラ(105期)
入団時成績であの山吹ひばりを差して現在組内首席。今の宙組の下級生に多い小柄の男役より立派な体格をしている娘役なのだが、今回はそれを十分に生かした形でとにかく今まで以上に華やか、そして本役とは違っていかにもハリウッド女優のパブリックイメージである頭カラッポぶりを匂わせさえしていて、正に「大女優」然とした容姿で今回の新人公演では大優勝レベルだった。

山吹ひばり(105期)
いわずと知れた「105期娘役四天王」の一人。属性的に今回の新人公演で入れる役はなかったので、あの役なのは仕方がない。超美人で容姿端麗演技歌よしなのだが、全てを兼ね備えているように見えながらあの「声」でそれをかなり割り引かれる。残念ながら過去のトップ娘役で普段の声がああいう人は見たことがないが、今回もかなり気を付けていたようで改善の効果が見えていたので、更なる精進を願いたい。あと宙組の娘役はあそこまでスリムでなくてもいいかも。

朝木陽彩(104期)
本役が男役、いくら同じ歌うまとはいい、本役の持つ強烈なをどう現すかと期待していたが、歌でそれを表現するとは。とにかくカゲソロなどで聴かせる得意の高音だけではなく中音の伸びがすさまじい。まるで佐々木朗希が投げた164キロのストレートのような歌をその場で食らった観客はかなり消耗したと思う。

その他
輝ゆう(102期)
最近ライトな客やスカステ視聴者を湧かしている。自分がこの人を「発見」したのは宙組天は赤い河のほとり」の新人公演。戦士だか将軍の役で、「なんだかすごい容姿の人がいる」と。研7になるのだが、別箱にほとんど出演せず(できず?)、本公演ではほとんどモブ扱いで歌もセリフもない、ショーではロケットにも黒燕尾にもいないという人で宙組のレアキャラ」的存在。事実次の宙組の別箱もどちらにも出演なしのお休み組。だから昨年の全国ツアーで珍しくメンバーに入った時は、「ネバセイで退団それも集合日退団か」と覚悟して全ツのチケを増やしたりしたらネバセイ以後も残留で驚いた。それでいて容姿がああで、後ろにいてもとにかく目立つ。今回の本公演では意図しているのかスポットライトがあたる人の後ろにいて舞台から見えたり画面から見えたりする。しかも最近ショーでウインクを決めることが多数で、着弾して宙組のウインクマシン」に落ちた方も見受けられる。今回は初?となるセリフ歌が聴けたのだが、至って普通。次の新人公演は長の期なんだから、もう少し抜擢というか別箱メンバーに入れてほしいなあ。

その他嵐之真(104期)、郁いりや波輝瑛斗(以上106期)あたりは芝居の巧拙はわからないが、とにかく長身で目に付きやすかった。